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Contents
あらすじ
バレエ教室に通ってもう5年。
でも、なかなか上達しない女の子の願いごとは、
いつも同じ——
「どうか、おどりがじょうずになりますように」
そんなある朝、届いたのは差出人不明の小包。
中にはさくら色のバレエシューズと、
「おどりがじょうずになりたいおじょうさんへ 山のくつや」
と書かれたカードが。
靴を履いた瞬間、体がふわっと軽くなって、
思わず山道を駆け出す女の子。
たどり着いたのは、桜の木のうろにある「山のくつや」——
店主は、あたたかく迎えてくれたうさぎのおじさんでした。
30足のバレエシューズを作らなきゃいけない、
と話すうさぎのおじさんの手伝いをしながら、
女の子はリボンを切り、縫い、心を込めて
靴づくりに参加していきます。
やがて完成した靴を履いて現れたのは、
うさぎたちのバレエ団!
野原いっぱいに広がる舞台で、
うさぎたちは軽やかに踊りはじめます。
その輪に思わず「私も入れて!」と加わった女の子は、
仲間たちと夢中で舞い踊り、
心は風や花びらになっていくのでした——。
みどころポイント
🩰 叶わないようで、叶った夢の形
“じょうずになりたい”という切なる願い。
その気持ちが、思わぬかたちで
あたたかく包まれていく物語です。
🐇 心を通わせるファンタジーの世界
現実と幻想のはざまを歩くような展開。
うさぎのおじさんの存在がやさしく、
物語に深みを与えています。
🌸 「踊ること」の純粋な喜び
評価や上達だけじゃない。
踊ることそのものの楽しさにあふれた場面に、
読者の心も軽やかに舞い上がります。
まとめ
『うさぎのくれたバレエシューズ』は、
「うまくなりたい」と願う子どもの一途な想いに、
やさしく魔法をかけてくれるような一冊です。
努力しても結果が出ないとき、
もどかしくて涙が出てしまうとき——
それでも、「好き」という気持ちは、
夢への一番の近道かもしれません。
春、新しいスタートを切るこの季節に、
心に寄り添ってくれる物語。
大人も子どもも、きっと読み終えたあと、
ふっと背中を押されたような
あたたかさを感じられるはずです。
ぜひ一度、手に取ってみて下さいね📚